ヒプノセラピー
ヒプノセラピーQ&A
いくつか代表的なご質問をあげてみます。
その他に気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。
A.催眠状態は、実は、だれもが日常的に体験しているものなんですよ。
たとえば、面白い本や考え事に夢中になっている時、好きな映画のシーンを思い出していたり、ぼーっと昔の事や将来のことを考えていたり。
そういった、なにかに考えが没頭している時、周りの音が気にならなくなる、話しかけられても聞こえなかった、という事はありませんか?そのような状態の時が催眠状態なのです。
時間感覚が変わるのも催眠状態の特徴です。なにかを一生懸命作っていたり、だれかとお話に夢中になって、時間を忘れた、あっという間にこんな時間になっちゃった!、という時も実は催眠状態なのです。
また、起きている時(覚醒状態)と寝ている状態(睡眠状態)のちょうど中間の状態だとイメージしてみていただいてもわかりやすいかもしれません。
眠る前や起きた直後の、うとうととした状態の時もよく似ています。
催眠状態というのは、だれでも日常的に体験しているのです。
A.人によって感じ方は異なりますが、メッセージをそれぞれの方法で受け取ることができるでしょう。約90%の方が視覚型と言われています。
何かを想像した時のような感じで、映像をみているかのように、イメージをみることができます。
感覚型は主に下記3つのタイプにわかれます。
V=視覚型
A=聴覚型
K=体感型 です。
では、あなたはどのタイプの方でしょう。
今からちょっとイメージしてみてください。
「あなたの目の前には青い海が広がっています。砂浜はとっても綺麗な白いさらさらした砂です。
波が静かに打ち寄せています。
太陽はとても心地よい暖かな光を注いてくれています。
やさしいそよ風も吹いてきました。」
今あなたの目の前にはもちろん実際の砂浜は広がっていません。
でも、頭の中になんとなくイメージが広がりませんか?
そのようにイメージが湧く形で、いろいろなものをみることができます。
例えば、前世療法では、あなたの前世の姿や行動がイメージとして湧いて出てきます。
また、このようにイメージが湧く方が、V=視覚型 といわれます。A=聴覚型 であると、波の打ち寄せる音や、砂浜を歩く音が聞こえたりします。
K=体感型 の方は、太陽の暖かさや、風が体にあたる感覚、足で砂の上を歩く感覚を感じたりします。
A.全くありません。
ヒプノセラピーの催眠状態は、TVなどのショー催眠の催眠術とは異なります。
ヒプノセラピーの催眠状態では、催眠術のように意識がなくなる、コントロールされるといった事はありません。
話したくないことを勝手にしゃべらされたりすることはありません。
また、ヒプノセラピーの催眠状態というのはとても浅いものです。
セラピーの催眠中も常に意識はありますから、セラピー中でも自分の意志で動くこともできますし、通常通りお話しすることも、物音を聞くこともできます。
意思や判断力もありますから、いつでもご自身の意志で中断できますし、セラピーの途中でトイレにいく、気になることがあればセラピストに質問することなども可能です。
A.催眠(トランス)の深さが異なります。
ショー催眠などの催眠術は、催眠の深さがことなり、深トランスというレベルまで深く催眠を入れる場合がありますから、感情や行動までコントロールされる状態となることもあります。
しかし、ヒプノセラピーで使う催眠の深さのレベルは、セラピーの内容にもよりますが、類トランス・軽トランス ~ 中トランスで、とても浅いレベルです。
そのため、ヒプノセラピー中も、常にご自身の意識や意志がある状態なのです。
あやつられるといったことは一切ありません。
また、現代催眠療法では、目をつぶることもなく、通常会話している状態で行う療法も多いので、催眠にかかっているという意識すら感じることもないでしょう。
A.潜在意識(無意識)のレベルで、問題の原因を理解することで、その原因を解放することができます。
そしてそれは問題の解決につながっていきます。
無意識のレベルで解放しますから、普段私たちが感じたり、考えたりしている、顕在意識の状態では、変化を気が付きにくいかもしれません。
気が付いたら、『あれ?気にならなくなっていた。』『あれ?自然とそのように行動していた。』と、あとから気付くかもしれません。
もし例えるとすれば、ものすごく楽しみにしていた映画やドラマがあったとします。
わくわくどきどきしながら、最後の場面に近づいてきます。
しかし、最後のラストシーンの手前でどうしても帰らないといけないことがでてきたり、なんらかの理由でそれを見逃したとします。
そうすると、あの物語はどうなったんだろう、いったいどのような結末だったんだろう、と気になりますよね?
知らないので気になります。ふとした時に思い出し、イライラすることもあるでしょう。
しかし、再度見に行く、他の人から結末を教えてもらったとします。
もうあなたは最後の場面を知っています。
そうすると、その日からその気になっていたものが、すーっと心の中から消えていくでしょう。
そのようなイメージでとらえていただくとわかりやすいかもしれません。
A.潜在意識(無意識)に働きかけますから、努力することなく、自然に変化していきます。
潜在意識は無意識とも呼ばれています。
その潜在意識に働きかけることで、「不安やネガティブな思い込み、その行動パターンや癖を手放し」たり、「前向きな行動や、ポジティブな思考を創りだします」から、努力して変わるのではなく、自然に変化していきます。
なぜなら、努力するというのは顕在意識、つまり普段私たちが意識的に考えて行動するということ、意識的に変わろうとすることです。
ヒプノセラピーは、潜在意識のレベルで変化しますから、無意識のうちに、自然に行動パターンや思考が変わっていくのです。
がんばらなくても自然に変わっていきます。
ですから、ヒプノセラピーは、驚くほど簡単で、安全で、パワフルな、効果的な心理療法といわれています。